2025/05/19 17:07
2025年5月2日から5日まで、長野の須坂市(スケッチ イン ハイク2階)にて3年ぶりに開催した個展、唐花屋 2025 Spring Exhibition《和の布にあそぶ》では、年代もお好みもさまざまな多くの方にお立ち寄りいただき、とても充実した実りの多い展示会となりました。

着物イベントにはご縁の少ないような、10代から20代前半の女性にも、古布で作ったちびがまぐちを「かわいい」「かわいい」と言っていただけたことも嬉しかったです。和服や着物地にあまり馴染みのない方が、現代の生活でも使いやすいカタチの小銭入れやポーチを手にとって、使用イメージを想像していただいたり、「レトロかわいいね」と気軽にほめていただくのを耳にすると、長く使われなかった古布の気持ちになり、ホクホクと嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
日本全国の使用機会の少ない眠っている着物地をカタチを変えることで再活用いただきたい!それも、少し愛着のわくようなかわいいものにリメイクするといった、唐花屋の活動の趣旨に深く共感いただいた方もいらっしゃいました。
嬉しいと同時に、「間違ってなかったんだ!」と今後の活動の方向性も見えてきて、創作意欲もわいてきました。

他には、今回の展示会では着物や帯をたくさんお持ちで、ご自分でもリメイクのバッグをお作りになるお客さまも多く見えました。お手持ちの作品も、もちろんとっても素敵です!私は縫製にこだわりがあるわけではないので、そういった、これまでとは少し違う着物地の活用方法を探していらっしゃる方に向けて、次回は、型紙を用意したり、お持ちの古布で作れるような簡単キットを販売するのもいいなぁ〜と今後の方向性が見えたり、アイデアもたくさんわきました!
私よりもお着物に詳しい方も多く見えました。須坂クラシック美術館の銘仙着物の虫干しと合わせてお立ち寄りいただいた方も2組いらっしゃったり、茶道の際にお持ちになる数寄屋袋の使い勝手を細かくお聞きできたりして、とても勉強になりました。
また、お客さまのバッグやポーチのお好みのサイズや使い勝手、用途なども沢山お聞きできたので、型紙を起こす時の参考にもなります。

とても充実した楽しい4日間でした!
会場のスケッチインハイクさんのあたたかいサポートに感謝しつつ...またこの場所でみなさんにお会いできるよう、素敵なリメイクバッグが作れるように、少しずつになりますが、創作の歩みを進めてまいります。
会場にお立ち寄りいただいたお客さま、気にかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。